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水曜日

女子沖のことを考えていたんです。

土方はいけすかないハンサムガイ。
土方のことを生理的に受け付けない沖田は、あいつ合法的に存在を消せればいいのにおねがいお星様、と気が向いた時に願いをかけていたりしたのですが、仕事はできるし新入りに対する面倒見もいいしおまけに剣もそこそこだしで、この頃はようやく、険呑だった二人の関係もそこそこまろやかに変わってきたのです・・・
さて、沖田も年頃です。
近藤さんにプロポーズするつもりで「・・・結婚してえです」と頬を赤らめ目は伏した沖田の告白を、鈍感どころじゃない近藤さんはまさか自分に想いを寄せられているとは微塵も思わず華麗にスルー。「そうか!」
「・・・えっと返事は急ぎやせんので」「なに言うんだ水臭いなあ任せておけ!」と胸を叩いて駆けだしたかと思うと、山と積まれた見合い写真を両手に抱えて戻ってきたのであった・・・
「おい近藤さん、そういうことじゃ」
衝撃的展開に呆れた通行人Aこと土方は思わず制止の声を上げるが、それを阻んだのは沖田だった。
「ありがとうごぜーやす近藤さんこれだけありゃあどれかうまくいきそうな気がしやす」
「おう!総悟は別嬪だからすぐいい相手が見つかるぞ!俺もそわそわしちゃうなァ花嫁の父ってか!」
「だからそういうことじゃ」
「土方さんは黙ってなせェ」
お前ももう少しタイミングってか下準備ってか雰囲気作りってか、そういうの考えてこいよ、つーか突然すぎるだろこの十年間微塵も恋心的なもんを醸し出したことなんてねえだろうが、と思わず説教のひとつもしてやろうと振り向いて土方びっくり。
沖田ってば広げた見合い写真に顔を押し付けて目ぇ真っ赤にしてんの。
うえ、まじかよなに泣きそうになっちゃってんのいっぱしに失恋したみたいなふりしちゃってさー・・・
とかって必死にばかにしようとするんだけどなんも言えないの。
あ、どうしよう泣く。もう泣くんじゃない?おい泣くなってこら。心の声。
一方近藤さんはテーブル挟んで向こう、相変わらず「おっこれ好青年じゃない?ちょっと歳いってるけど誠実そうでさー」なんてのんきだねっと。全然こっちには気付いていない。いやちょっとは気付けって。いや気付かれたくないのか?だよなあ、あ、涙おっこちた。泣いた。
結局耐えきれなくなって土方は動くわけです。
「悪ぃなそろそろこいつ見回りで」「え?そうだっけ総悟オフじゃない?」「記憶違いだろ」「総悟ー。見回りだってさー、あれ?寝ちゃってる?」
腕引こうが頭引っ叩こうがうつむいたまま動こうとしない沖田に「まったくどこでも寝るんじゃねーよバカが」とわざとらしく叱責したあと、結局俵担ぎで強制退場させることに。
あーこいつ結構胸あるなとかいいにおいすんなとかこっそり思っていたものの「いやまだ俺は大丈夫」気を強く持とうとした瞬間に、肩口で聞こえた ぐすっ にハートをやられちゃうのであった。


小話にしようとしたらうまく纏まらなかったのでここで書いてみた、ら意外と普通に長くなった。おやおや・・・
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