秋ですね。カボチャがおいしいです。
ところで最近ぎんたまサイトさんの日記でよく見かける、DVD届いたー的な話題についていけてないんですが、それって・・・え?もしかしてジャンプ誌上で通販かなにかやってた?うそ?私ジャンプ買ってるのになぜか知らないんすけど?と疑問符飛ばしつつ驚いているところです。
この連休も折り畳み小話を収納することができなかった。もういいか。そしてさらに自分の首を絞めるべく折り畳みで小話です。
姉離れができていない、もしかしたらするつもりすら、ないのかもしれない。
そう思っていたのに総悟は、上京してからというもの着々と、自分の身の回りから姉に纏わることを削いでいった。
手紙も電話もなるべくしないようにって決めているらしい。
近藤さんからの又聞き情報にそんくらいいいじゃねえかってつい口をつきそうになったのは、俺があいつよりはいくらか年嵩があるせいなのか、血の繋がりってものの感覚に疎いせいなのかはわからないけれど。
それぞれが、こっちでの暮らしに適応してきた頃だった。
俺は外での遊び方を覚えた。
帰りが夜更けになるのもよくあることで、勝手口から台所に入りこむのも珍しいことじゃなかった。
その日違ったのは、そこにたまたま冷蔵庫をあさりにきたらしい総悟がいたことで。
足が止まった。目が合ったからだ。
仕事のあとはすることがなくてつまらない、そう日頃からこぼしていた総悟のことだ。てっきりなにか、文句を言われると覚悟したのに。
「あんた、なんかいいにおいがしやす」
総悟は一歩、二歩と近付くと、俺の襟元にそっと顔を寄せてきた。
じっとして、くっついて、くん、と鼻を鳴らした。
なにが、と言いかけた。おしろいのにおいと湯のにおいがまじった、やわらかい女のにおいを纏わらせたままだということに、その時気付いた。
「いいにおい」
お前さ。
姉貴のことが恋しいんだろ。
我慢してんなよ。がきなんだから。
ばかだなこんなにせもんの、ちっとしか似てない安いにおいに寄ってくんなよ・・・
言おうとして結局はなにも声にならなかった。
泣きそうなのがうつったのか、それとも泣きたかったのは俺なのか。
わからないけれど、おかしくなりそうだった。 PR