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火曜日

俺物語の3巻が出てました。
あー面白かった。(そしてスナときたら360度モエること限りなし)

今日ほんっと寒くて久々ホッカイロ二枚貼りながら仕事してました。花粉飛ぶか雪降るかどっちかにしろと言いたい。

折り畳みで小話です。


『にわにはにわにわとりがいる』
ちいさく畳まれた怪文書は俺の空になったコーヒーカップに投げ込まれていた。見落としそうな走り書きで時刻の記載があったので、眠い目を擦りながら屯所の中庭に出向いてみれば、案の定茂みの陰では総悟が手招きして待っていた。

「よく解読できやしたねェ」
「意味わかんねーけど来てみた」
「上出来でさァ」

名前も知らない白い花が、月明かりを受けちかちか光る。
たまには日光を浴びないと、という総悟の言葉を遮るまでもなく、月も太陽もおんなしようなもんでしょうとかぶせるように言ってのける。
はいはいなんて生返事をしているうちに、腕を引かれてまんまとくちとくちがくっつきそうな位置に、いるのだ。蘇れ理性。冷静。

「屯所でできるか、ばか」
「白昼の道端よっかましじゃねえですか」

そういって、すう、と首元に寄ってくるから慌ててのいた。総悟は不服そうな顔をするでもなく、銀に光る睫毛をぱしぱし上下に光らせる。「・・・あそこの柱んとこ、誰かいる。だろ」仕方がないので教えてやる。

「あららァ。」
「とぼけんな。あんまり無茶な悪ふざけすんなよ、俺が本当に気付かなかったらどうするつもりだった」
「キャアーと叫んで真っ二つですかねェ」
「目撃者を?」
「いやそれはもう、土方さんを。」
「だと思った・・・」

とにかく解散。寝ろ。おやすみなさいとなだめて、懐に隠していたわいろを取り出し握らせる。
どこぞの有名店の砂糖菓子。

「こいつで我慢しとけ」

ひとつつまんで唇に含ませてやれば、もぐもぐと頬を張らせて噛み砕く。

「俺が聞き分けよくて命拾いしやしたね?」
「ありがとよ」

そして総悟は寝床へ、俺は書類の待つ机へと帰るのだ。
ああ腹立つなんて言いながら口元が緩んでしまう不本意。
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