土曜日 日記を滞らせたいと思います。いろいろホラ、あれなんですわほんと。今後一カ月ほどは日記書きたくてしんぼうたまらん時だけ出てきます!そうします!ところで折り畳みで小話です。 緑の電話にもたれかかって、「帰らない」って台詞をいうだけの簡単なお仕事。責めるようにおっかぶさってきた向こうの音声は、10円ないから切るっていって受話器を置いた。思い通りにならないことばっかりだ。ささくれて、なぐさめてほしいなって弱ったときに、おねえちゃんの顔が浮かぶけど、きっと無条件で優しくしてくれるってわかってるから、こういうときにはかえって何も話せない。星がちらばる。星座はしらない。ただの冬の空だった。最終バスはとっくに出ていて、歩くほどの元気はない。今夜はバス停で野宿だなあなんて、ため息交じりの決意をして、冷えたベンチに横になる。小一時間も経っただろうか。見慣れたひとが現れた。「こんばんは。」「バカ」「…バカはねーでしょう」それでも手を引かれると、振り払って拒むよりもなんとなくついていくほうを選んでしまう。土方さんはこういうときに限ってちっとも乱暴じゃない。なのに。「道、知ってやす」て言っても「逃げやせん」て言っても、「寒くないです」て言っても、ぜんぜん離してくれなかった。「帰らないって、連絡したんだっけ」「はい」「んじゃ、どっか泊まるか」「すけべ」「お前相手になんもしねーよ」「…ですよねえ」道を踏み外せばいいのに、と聞こえるように吐き捨てた。 PR