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水曜日

\イマノハマズカッタヨマドカー/
  ●ω●

(上記の表情を作りたくて五分くらい変換頑張りました。)


折り畳みで小話です。※明日に続きます。 水すら喉につっかえた。
ようやく食欲が湧いたような気がして食べてみればあっちゅうまに戻して、汚れた床もほったらかしでなんとか毛布を引っ張ってくるまった。
いっぺんにやってきた寒いのと熱いのと体中が痛いのから、身を守るようにして丸まって、ちょっと泣いた。1Kの台所の床。
ぼやけた視界にうつりこんだ冷蔵庫のコンセントなんて見つめて、また眩むような痛みが襲ってきた一瞬に、たすけてたすけてって呼ぶ。神様みたいな、誰かのなまえ。



「あ、復活してる」

数日ぶりの旦那は突然金髪になっている、ということもなく相変わらず銀髪天パで鯛焼きなんぞ頬張りながら、ひょうひょうとした様子で俺のことを指さしてきた。

「風邪ひいてまして。って、お耳に入ってたんで?」
「まあねー」

妙ににやにやしている。俺の第六感が、「このへんで話を切り上げて仕事に戻るが吉」とめったにないお告げをくれた。たぶん正解。
「そいじゃ」と方向転換しようとした俺を、旦那の「楽しくってたまらない」といった声が呼び止める。

「心配してたよ?」
「そりゃ・・・どーも」
「ええー。そこでほら、『誰が?』とかきいてよ。これだから昨今の若者は会話のキャッチボールができないって批判されんだよ。天候の話からはじめていつの間にやら孫の誕生日までガッチリ聞き出すくらいでようやくスタートラインよ?」
「お孫さんがいらっしゃるようなお歳には見えませんで。こいつぁ失礼しやした」
「たとえだっつの。かんじわるっ」
「病み上がりなんで大目にみてくだせぇよ」
「うん。それで話を戻すけど、心配してたのは土方くんね」

意識的に、あからさまに嫌そうな顔をした。のに、旦那はますます嬉しそうな顔をする。

「最近俺ら仲良しだから」

嘘ばっかり。
笑い飛ばすには体力が、戻っていないだけ。
だって俺はほら、病み上がりなんだってば!
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