金曜日 三連休ーがーたのしみだー 折り畳みで小話です。 なにかこの頃、気がつけば土方さんのそばに寄ってしまうのは、とてもいいにおいがするから。なのだった。 「どうしたこの頃ますます仲いいなあお前ら」 それほどでもねい。 と、近藤さんに構ってほしいのくちごたえをしようとしたけれど、きもちよくってうとうとして、できないまま。 「まあな」なんて捻りのない返事をした土方さんの背中に顔を埋めて、ああなんだか眠っちまいそう、落っこちる寸前のそのふちで、気付いてしまった。 「・・・だ。」 「あれ。総悟くん、起きてたの?」 「ひとの背中を布団にすんなよな・・・なんだよ、変な顔して」 「女のひとのにおいだ」 「寝惚けてるんだな」って近藤さんが言って、まるで子供にするみたいに二人は、俺のことをやさしく見た。 肩越しの近藤さんはともかく、目を合わせられるはずがなかった。 まさに今まであたまを預けていた目の前の、女のひとの、においがする土方さんとは。絶対に。 「総悟?」 「・・・近寄んねえでくだせェ」 顔が熱い。 どうして夜更けに帰ってきたのか、どこから帰ってきたのか、なんで今まで考えもしなかったんだろ。 振り返ろうとする土方さんを無理やり両手で押しのけた。 土方さんからはやっぱりいいにおいがして俺は、かなしくなる。 PR