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木曜日

さっきマグカップが粉々になりました。
就職が決まってすぐに、仙台のロフトの地下で買ったやつなのに・・・


NHケーでやってた「秘密の花園」で主人公が壊してしまった電球を「形あるものはいつか壊れるんだァおじょうさまあ」とか言って使用人の女の子がてきぱきと片しているシーンが浮かぶ・・・
そうだよね。壊れるよね。壊れなかったらかえって気持ち悪いよね。クマムシじゃあるまいし森羅万象は有限だよね。小学生の頃有限会社って単語になにか不景気な雰囲気を感じた人って結構いるよね。


かなり前VIPえちゃに混ぜてもらった際にお話した、援交土沖の土方はんは正直、ヒヒ親父以外の何物でもなかったように思います。
こんな派手な下着は校則違反じゃないのか。らめェ。悪い子は罰として正座の刑だ俺のお膝に乗りやがれー。やんやん土方さんてば地方公務員の不祥事ー!(こんなんじゃなかったかな)


足りないのはほんの少しの常識です。てなわけで発掘しましたネタ帳から。
折り畳みで小話です。
「飯食って、ああうまい幸せだっておもえるんなら大丈夫だ」

元気ないなどうした、から始まった近藤さんの面談は、そういうことで落ち着いた。

「無理してでも食ってみれば、意外といけるもんなんだよ。なんせ食は、生きる基本だからな」
俺は、はい、と答えた。

ひなたに引っ張り出されて焦がされる錯覚。
いつもなら有無も言わさずどろどろを溶かして、明日を信じさせてくれるのに。
たまにあるんだ。
近藤さんの神通力が効かないくらいの、だめでだめでだめな日の周り。




「食わねえんなら貰うぞ」

返事をする前に横から伸びた手は俺の目の前のどんぶりを浚っていった。
あれよあれよという間にあわれ、俺の五目御飯定食はなんちゃらスペシャルへと姿をかえる。

「人の飯に手ェ出さねえでくだせぇよいやしいなァ」
「どうせ食わねえんだろ」
「そのうち食おうと思ってたんでィ」
「三十分近くどんぶりと睨みあいしてた奴が何言ってんだ」
「なにそれずっと見てたんですかィアンタもしかして俺のファン?」
「そうなんですうサインください~とりあえず昨日の分の報告書と今日の分の日誌にな。今日中な」
「・・・」
「返事は」
「はいよ」
「いいこだ。ご褒美をやろう」

定食のトレイにのっていたヨーグルトは、土方さんによって仰々しくかかげられてそのあとに、俺に進呈された。

「・・・いらねえし」
「あとで腹減ったときにでも食やいいだろ」

ごっそさん、とか一瞬だけ神妙に手を合わせて、土方さんは席を立った。「書類忘れんなよ」とだけ言い捨てて。
その背中が食堂の外へ消えるのを見届けてから、俺はヨーグルトの蓋を捲る。

どうやら腹が減っていた。
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