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月曜日

日記が全部消えたよ!ああそうだよ私が粗忽だからさ!だから台風接近のニュースも知らずにオープントゥのパンプスで出勤するようなバカをやらかすんだよ!そうやって短所を直す努力もせずに憤ってばかりでなにか事態は好転するというのかね!すんませんッス

とらぶる終わってびっくりしました。よねえ。
折り畳みで小話です。

我に返って死にたくなった。

どうだ俺だってやられっぱなしじゃねえんだよばーかって吐き出すつもりの唇が、離れたときのままでかたまっている。
目の前の元凶も同じらしい。お得意の罵詈雑言へらず口が留守みたいで。
そのかわり瞬きだけ、空気を取り込むみたいにぱちぱち睫毛を上下させて忙しい。

冗談冗談冗談で敷き詰められていたこいつのフィールドに俺はきっと、真逆の色の駒を置いた。
ぜんぶ、ひっくりかえった。ひっくりかえした。
そりゃ元からあほうな奴だけど悪知恵だけは人並み以上だ、こんな、思考停止で全部俺に主導権握られてぽーっとなってるこいつなんて、別世界の生き物みたいで。

「・・・」
「っ、でっ」
「おい」
「・・・いっきなり殴るなんてどんな野蛮人でェ」
「よかった。」
「ぜんっぜんよくねえよばか土方しね」

なんだよかったいつもどおりだ。
俺はようやく、「腹減った飯」なんて言いながら足早に歩き出した総悟を追いかける。
そしていつもの定位置に。

着く、その前に。

「おい総悟、蕎麦屋通り過ぎた」
「え?」

こんなせこい手に、引っ掛かる方も引っ掛かる方だ。
べろっと、俺が舐めたせいでこいつときたら、下唇をむやみに光らせるはめになっている。

「だめだった?」
「・・・・・・」

まさか、はじめてでもあるまいし!

お前くらいわかりにくくてわかりやすい奴もいない。
顔に書いてるもん、俺に都合のいいこたえ。
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