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日曜日

身体にガタがきているのでしばらくは不定期日記で。もう私の負けでいい。YOU Lose!!とか外人声でアテレコされつつ後ろ指さされ組で構わない。
日記書くのが癒しの手段なのに体力がそれに追いつかないんですようトホホ来週もずっと出張入ってるし…だいじょうぶか現実にはセンズも龍玉もないってのに


ところで妹から色々とCD貰ったんです。
ハナ/レグミをはじめて聴いたんですが、この人たちキリン/ジを思い出しますね。好き…!
フィッシュマン/ズも聴いたの中学生以来かもしれない。いいなあこれ。私、中学生の時が一番一生懸命音楽聴いてたように思います。NHKエフエムで。あのマッドテープとっておけばよかったなーブランキーもイエモンも林檎ちゃんもそれでヘビロテしたものだ。あれなんか今日自分語り長い。


折り畳みで小話です。
そこには昔トカゲが棲んでいたんです、という情報はかえって土方の気を滅入らせた。
定規に指示棒、煤けた表紙を今にも千切れそうな綴り紐で結わえただけの紙の束、そして欠けたビーカー。それぞれが好き勝手な向きでガラスの水槽に押し込まれて、うっすら白い埃が積っていた。

「…素敵なお住まいで」
「ありがとう」
「嫌味で言ったんだ」
「そうなの?でもまあ、俺にとってはとても居心地がいいんですけどね」
「ふうん」

窓は天井にひとつあるだけだった。
そこから差す昼間の光が、照明灯が切れているはずのこの部屋を、どうにか見えるようにしてくれている。

細かな埃さえきらきらと反射して、美しい。
そしてときおり、ひとすじの光が沖田まで届いて、その横顔を照らすから、まるで。
(祝福のようだ)
神の。
はじめて心からそう思った。
土方はここに来てからたびたび、朝と夕に祈りを捧げる生活をしていたけれど実のところ、そんなものを信じてはいなかったのに。

どれくらいそうしていただろう。
遠くから風に乗って届いたベルに、意識を引き戻された。
それと同時に、ちらとも視線を合わせずに沖田がつぶやく。

「授業、始まりやすよ」
「お前は出ないの?」
「まだ途中だから」

紙をめくる沖田の指先は、仄暗いこの部屋でもわかるくらいに白かった。
まだ半分にも達していないけれど、たぶん次の授業が終わるまでには裏表紙まで辿り着くのだろう。
沖田は左から右へ澱みなく視線を滑らせると、またすぐに新しいページへ進む。
入学して半年で図書館の蔵書を読みつくしたというのはあながち噂だけってわけでもないかもしれない。

「邪魔か?」
「…なにが?」
「俺が、ここにいたら。次の授業、どうしようかと思って」
「あんたが、東洋の歴史について学べる一時間に意味を見出せないと判断したのならそれで構わないのではないでしょうか」
「次は自習になったんだ」
「それは存じ上げませんで」

沖田の冷たい物言いに、今からでも走って行って教室に駆け込むべきかと思い直す。今ならぎりぎり、本鈴には間に合うだろう。

我ながらへたな言い訳だったと、土方は首の後ろに手を当てる。自習になることなんて、年に一度だってありはしない。

授業が嫌なわけではない。試験だってほかの生徒ほど嫌いではない。無趣味な土方にとって、学業が一種の娯楽のようなものだった。
それが功を奏して、特待生として恵まれた扱いも受けている。当然、「真面目で優秀」で通っているのだ。丸二年かけて築き上げた模範的優等生の評判を、自分から揺るがすようなことをしたいわけがない。
それでも。

「…邪魔じゃないなら、ここにいてもいいか」

たぶんこの機会を逃せば卒業までずっと、それどころかこの先の人生でもずっと、すれ違うことすらないだろう。
そんな確信があった。
彼に、
興味があるのだ。

「あんたがそうしたいなら」

ようやく本から顔をあげた沖田は、土方の足元に積まれている科学雑誌のバックナンバーの束を指さして、どうぞと言った。
意図を組めずに土方が立ちつくしていると、今度は溜息を落とされる。

「突っ立ってないで座れば?」
「…本の上に?」
「椅子なんてないですよ」
「床でいい」
「へえ…床が好きなんですか?」

そういうことじゃない、と言いかけたところで沖田が笑った。

「冗談でさァ」

躊躇なく『俺の宝物』の上に座ろうとしたなら、それを理由に叩きだそうとした。
足をだらしなく投げ出していたずらっぽく、沖田はそんなことを言った。

本鈴に呼ばれたけれど、今度は迷わなかった。
「頭痛がしたので休んでいたのです」ホームルームに現れた担任には、そう言おうと決めた。
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