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土曜日

ゆうべは化粧も落とさずぐーすかと…途中で起きたけどおそろしい。
サイトに収納する作業をちょこちょこやりつつ、わあわあと思いついたネタをメモっている今日この頃です。えーなんかこの思いつきを誰か形にしてくれればいいのにもごもご
ちなみに近未来ものです。そんな見たこともない世界の話をどうしろと(自分つっこみ)


時間が足りないせいでいろいろままならない。折り畳みで小話です。

 


ふとした時に本音が聞こえる時がある。
あたまのなか、に。

「手を繋いでる時とか」
「ふうん」
「きっと五感のうちひとつ、触覚が満たされているから第六感がはたらく余裕ができるのかも」
「そりゃあよかったね」
「俺は別に構いやせんけど土方さんはへいきなの」
「俺はお前に読まれて困ることなんてないもん」


なにが「ないもん」だ、かわいいつもりなのだろうか。
むっとしたのが顔に出たのか、土方さんはゆるゆる笑い、くわえていた煙草を一度、灰皿のふちに休ませる。


「だってたとえば、へいきじゃないことってたとえばなんだよ」
「軍事機密とか預金の残額とか自慰のねた?」
「お前全部知ってそう」
「知りやせんよ」
「知りたい?」
「知られてもへいきなんですかィ」
「だってお前は、敵のスパイでも結婚詐欺師でも麗しいお嬢さんでもねえだろが」


そうかそれではこの不思議な力も俺が俺であるゆえに、まったく効力を持たなくなってしまうのか。土方さんには。
ぼろりと灰が落ちた。
うまい具合に畳に落ちるまでにそれは冷めてしまったらしく、跡をつけることもなく溶けて消えた。とても残念だ。


「土方さんはもっと俺に気をつかうべきです。恥じらいってものが足りない」
「気をつかってたらこんな関係になんてなんねえよ」


本音が聞こえる時がある。
残念ながら聞こえないときもある。今は、その時。
 

寝た後に、手を繋ぎたくなる。土方さんと俺の変なくせ。


 

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