日曜日 きのうのR女史の舞台を思い出すだけでホンワワワワワ~ンてなりますわ。 夢のようでした・・・なんていういい夢。 ちょっと気合入りました。このまま年末まで頑張れる。しあわせだーしあわせーうふふふふ 折り畳みで小話を。 理由とかなしに気に障るひとのしぐさってある。 俺は土方さんの、薬指で叩いて灰を落とす仕草が嫌い。 丁度会話が途切れたから、今だって思って上げた視線の先で、件の人が咳をした。 「・・・煙草吸いのくせになに噎せてんの。かっこわる」 ふいを衝かれて、急遽発言を差し替える。 二度三度、掌の中にくぐもった音を逃がした土方さんの目尻に、うっすら涙が浮かんでいる。 「風邪?」 「かもな。最近疲れ溜まってるし、野菜足りてねーし、誰かさんはつれねーし」 「夜中に呼びつけるアンタが悪ぃ。あれって水曜でしたっけ?寝てるに決まってんのに」 「駆けつけるくらいのかわいげがあってもいいんじゃねえの」 「用事あんなら土方さんが来りゃあよかったでしょう」 「用事とかじゃない」 「じゃあなに」 「怖い夢を見た」 「笑えねえ」 「俺だって笑えねえ」 そのあと土方さんは、くどくどと、いかに怖い夢だったのか聞きなれない単位まで持ち出して俺に説明をはじめたのだけど、「お前は繊細さにかける」って俺のことを評したのは土方さんなのに無駄な努力ご苦労様、と俺はいっそ気の毒に思っててきとうな相槌を打っていた。 だから話の締めくくり、ちょっとためらうようにして、「・・・だから、お前の顔見れば落ち着くかって思ったんだよ」と付け足されたときは、うっかり聞き逃すところだった。 「へえそうですか」 「そうだよ」 ほんと言うと俺は、あまり悪い気はしなかったけれど極力苦い顔のまま頬杖をついた。顔が熱いのを隠すために。 土方さんは、理解を得られなかったと解釈したのか一度大きなため息をつくと、こう言った。 「お前は、俺の葬式で泣きもしなかったんだよ」 そんな夢の中の話で拗ねられても困る。 俺は見えないように唇を噛みしめる。 横目で見た土方さんの薬指は、相変わらず、煙草の灰を落としている。 PR