水曜日 帰ってきてから気づいたけど いきなり団子 買えば よかっ た せっかく九州まで行ったのにバカバカ! そんなこんなで無事自宅に戻りました。 空港着いてから飛行機乗るまでが長い長い 折りたたみで小話でも。 マイブーム沖田! 「的が見えるんです」 と、うちの一番隊隊長は、得意げにというわけでも、こっそりと秘密を打ち明けるふうでもなく、まるでお砂糖が甘いのは当然でしょうとでもいうように、そう言うのだ。 「狙う、焦点が合う。すると浮かぶんです、狼藉者のでかい図体の、どこをズドンとやれば一発か」 「そりゃあ頼もしいな」 「でしょう」 皮肉のつもりが全くもってきいてない。 妄信も過信するな。殊勝な心掛けで鍛錬せよ。一発逆転、スタンドプレーって言葉はないものとしろ。 口を酸っぱくして頭を押さえつけて耳にタコができるくらい、 教育しているつもりなのに。つもり、だけだったようだ。 隊長と名前がついてまだ1週間の横顔は、生意気にももう、話を切り上げようとしている。 ああまた叱ってやらねばと、流れる視線を追っかけて、会話を繋いだ。 「じゃあ総悟。俺の『マト』とやらは、どこになんの。言ってみ」 「そんなの知らない」 「なんだ。でけえ口叩いておいてやっぱわからねえのか」 ばかにしたように笑った、のは俺じゃなくて。 「だって土方さんは、今のところはテロリストでもなんでもないもの」 だとよ。 「私情は挟まないことにしたんでさァ、せっかくのぴかぴかの隊服、汚したらもったいないですし」 残念でしたね土方副長! 一字一句区切るように、ふくちょう、と舌に乗せた総悟の、青い目の中にあったのはガキくさい嫉妬の炎だった。 こんなんだから、俺が前のことを「隊長」って呼ばないようにしてるんだって。 なめられたくねえなら大人になんな。 PR