日曜日さらに月曜日 銀さんを手に掛けることができるのは高杉だけな気がしてしまうのはどうじんしの読み過ぎってわけでもないと思う。 ひさびさに更新できてうれしいです。 よくある話ですが、終わりませんでした。もう少しだけ続きますってやつです。なんたる。 追記:なんかうまく繋がってなかったみたいですみません。小話です↓ 「ばかにしてやがる」 言葉を詰まらせて蜜色の髪には雲が降る。 昼間はやわらかに葉を茂らせているように見えた垣根は檻だ。 虫も鳥も嘲笑うだけの役立たず。 空に広がる無数の星は、泥にまみれたまるこい姿をくっきりと照らし出すための、看守の灯りにほかならない。 はあはあぜいぜい、埃と汗とでべとべとぐちゃぐちゃになっている、それでも尚しろく美しい人間ひとり。 縁に繋がれ土地にいのちを絡められたときから、逃げようなどとは、願う時間すらあほらしい。 庭でわんと吠える、しっぽをゆらゆら、ご機嫌に寝そべる犬ころのほうが余程おりこうじゃあないか。 「総悟、総悟。飽きたのか」 足を止めたのを見計らい、わざと優しく問うてやる。 あかあかと月が熟れている。 破れ傘、といつかこの子が幼い声で罵った、自慢の羽を背負って見下ろせば、おや珍しいことだ、今宵は随分、めかしこんでいる。 「いいことでもあったのかい」 「化け物に答える義理はねえ」 ぎらりと取り出したるは、身の丈ほどもありそうな大物で。 くっと思わず喉が鳴るのを、見咎めた子供が不愉快そうに顔を歪め、それがまた、虚勢を張っていると筆で書いてあるかのようだもんで、おかしくってたまらない。 「抹香くせえお人形さんよ。厨で包丁の握り方から教えてもらいな」 「うるせえ。今宵こそおめえをぶち殺して、この山を降りる」 おや構えだけは様になっている。 まるで昔を見るようだ、と果敢なく刷いた笑みは、闇夜に溶けて流れるだけ。 「死ね」 さて、そうは問屋が卸さない。 俺を殺して、そのあとだ。今度は誰がこの役を負うか、知っているか? まぶたの裏には輪廻の指先がちらちらと螺旋を描く。 遠い昔に「さよなら」と言って、 俺はたしかに、お前を斬った。 PR