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日曜日

今期はアニメいろいろ見ようかなって思う。
とりあえずマクロスは歌目当て・逆転裁判はマヨイちゃん目当てでチェックだ。もう辻褄とかどうでもいいから勢いで押し切ってほしい。

そういや今更なんですけど、今年の1月にインテ行ってきたんですよ。
なこさんのフリーペーパーすんごい萌えました。(沖田成人ネタ)行ってよかったインテックス。
あと土沖スペースにまったく同じマフラーを巻いた女の子がいて私はキャッてなりました。キャッ。どうも同じご趣味のようで・・・(なんともいえない気恥ずかしさ)

折り畳みで小話です。






「なんだこれ」

かがむなり、沖田さんが座席の下から取り出したのは俺の愛用のビューラーだった。
どこにしまったかわかんなくなって、仕方ない新しいのを買おうと思ってたそれ。正直助かる。

「俺のです」
「そんなんわかってるけど。なにこれ。拷問器具?」
「いやアンタじゃあるまいし。化粧道具ですよ。見たことないです?睫毛挟んで上向きにするやつで、ってちょっとやめてくださいよ!!」
「なんでェ試そうとしただけだろィ」
「手元が狂ってあらぬところをねじ切る気満々でしょうが!そういうことすんなら車から放り出しますよ!!」
「狭量だなァ山崎は」

かちかちと手元で握って離してを繰り返す。
三つ目の交差点を通過するまでにそれに飽きてしまったらしい沖田さんは、窓の外に興味を移したようだった。

赤信号で停車した隙に奪還しようと手を伸ばす。なんせ大事な商売道具だ。「山崎」
ふいの呼びかけに阻まれる。

「はい?」
「それってそういうふうに使うやつだったんだなァ」
「は?ええ、まあ」
「謎が解けた。」

いい子みたいに沖田さんは、すこし体温が移ったビューラーをほらよと俺に返してきた。

「……欲しいんでしたらあげましょうか?」
「いい。もう持ってる」

俺に残るのは謎ばかりだ。
ミラー越しにそんな穏やかな表情をされたって、俺は納得できそうもない。




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