日曜日 私も村上春樹を愛読してジャズバーに入り浸ってみたいと思い、本屋でパラパラ何冊か手にとってみたんですけど今回も無理でした。刺激的なエッセイで、筆者は忘れましたけど、「バカは1から5の出来事を2・3省いて説明して、じゅうぶん伝えた気になっている。しかも6・7と余計な要素をつけたして補足した気になっているから手に負えない」みたいなこと言ってて。一方で、有名なアニメ監督のインタビュー記事かなんかだと思うんですけど、「作品つくるときに、1から5の出来事があったとして、僕はそれらすべてを説明しない。1から一気に4・5とワープしたり、台詞じゃなく絵に頼ったり、あるいは声優さんの演技に頼ったりもする。感覚的な部分もあるので、わけわからないってお叱り受けることもあるけど、逆にそのわけわからない部分に魅力を感じてくれる方もいる」みたいなこと言ってたんですよ。私の説明じゃ伝わりにくいでしょうが、芸術とか娯楽っていうのは合理とか規律の外側にあるのかな、って思いました。あと売れっ子芸術家×潔癖な学者は食えるな。って思いました。 PR