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水曜日

明日仕事帰りに温泉行こう と決めたら元気が出てきた。
雨が降らないといいなあ。
都民は雨が降らないよう祈ってくれたまえ 私のために(なにをいっているのか)

相棒新シリーズは美しい成宮くんの顔を拝見するだけでも価値あるドラマ。違うの私は水谷ファンなの。でも素敵なの成宮くん。


折り畳みで小話です。別に続きません。


当馬ミツバが消えたのは冬だった。

アパートを訪ねてみると、引き払った後のようでがらんとしていた。
ほんの先週までここで彼女と鍋をつつきながら、一緒にこたつに入ってテレビを観て、たわいのない話をしていたのに。
家具のあった場所だけあちこち畳の色が青かった。


突然まったく連絡がつかなくなったことに驚いて駆けつけてみれば、貰った合鍵は役立たずになっていた。
表札も取り外されて、もしかして部屋を間違えたんじゃ、とも思ったけれどたしかにここは二階の右端の部屋で、勘違いのしようがない。
「もういいですかねェおにーさん?」
関係者と名乗ったその、泥だらけのジャンパーのフードを深くかぶった男は、面倒くさそうに退室を促した。風邪をひいているのか埃っぽいせいなのか、時折けんけんと咳をする。
ありがとうございました、と絞り出した声で礼を述べると、「いーえ」といって、あとはふいとよそを向く。せっせと通路を掃き清めることに忙しそうだ。

「あんた、恋人?」

もう一回咳き込んだのをきいて、やっぱり風邪なのかと思いながら俺はそうですとこたえた。

「じゃあ恋人じゃないと知らないことを知っている?」

俺は、はあ?と間抜けな声を出した。
なにをいいだすんだおかしな爺めと少々ひるんで、なにもいわずに曖昧に頷いて立ち去ろうとした。
それを引き止めたのは、男のなんでもなさそうな誘いだった。

「・・・・・・答え合わせをしませんか。」

ミツバという女のね。
そう付け加えて、男は俺をまっすぐ見た。

箒を担いでしゃんと背筋を伸ばした男はよく見りゃ俺よりずっと若い。
彼は総悟と名乗った。
「世の中の信じられないことってのはたいてい本人が信じたくないことばかりなんですよ」そういって笑う彼は、初対面の俺の目にもかわいそうなくらい、疲れているように見えた。
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