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日曜日

魚!食べたい!と思ったので夕飯に味醂干しを食べました。
フライパンに焦げがこびりついて難儀しましたがおいしかった。
朝食がマカロンとアイスという駄目ちゃんなメニューだったので帳尻を合わせるかのように夕飯に気をつかったというわけです。


折り畳みで小話です。女子沖もあり。
焦った声でそっちは違うと逃げられて、そっちもこっちもねえだろと一瞬戸惑う俺に対して総悟はあくまでやさしく。
「・・・・・・フツウのがいい」
普通?
その言葉を反芻して、ぐちゃぐちゃと混乱が頭を駆け巡ったのは一瞬、ああそうかそりゃそうだよなと俺は腰を、もう少し高い位置にもっていった。


頭からシーツをかぶった総悟は、のそのそと床やベッドに散らばった下着を掻き集める。
ベッドを追われて俺は備え付けの安そうな椅子に避難した。バスルームの扉に手をかけるのを眺めていると、視線に気付いたらしい総悟が振り返った。
「別に煙草吸ってもいいですよ」
「あ?」
「事後の一服とかサイアク、って俺がいったの気にしてんでしょ。あんた普段オレ様なくせに、へんなとこ素直ですよねェ」

黙り込んでいる俺に、総悟が首をかしげる。「もしかして、まだヨッキューフマン?」
その言葉に誘われるようについ胸元に目をやるけれど、今はシーツでがちがちに隠されている。
薄暗い部屋でもわかる白い肌。つい先ほどまで絡み合っていた、馴染みのある体。
馴染みのある?俺はこの体をほんとうにしっていただろうか。
また混乱が走る。とはいえこれ以上無言でいることは許されない空気だった。総悟が訝しがっている。

「・・・・・・違う。」
「そ。いやね、もしかしたら土方さん、ちょっと変わったプレイを試してみたかったのかなって、考えてたんです。最後くらい好きなようにさせてあげてもよかったかなって。」
「最後?」
「そりゃ、そうですよ。これからは顔見ることもないでしょうし」
「いや、待てよ」
「待てってなに。今更惜しくなった?あいにくですがねェ、続けられるわけないじゃないですかこんな外聞の悪い関係・・・あんたの勧めもありやしたが、でも決断したのは俺です。そりゃね、俺みたいな女があんたの回りうろうろしてたらなにかと都合悪いでしょうし、そんくらいの分別はありまさァ」
「別れるっていうのか」
「なんのために俺が隊長やめると思ってんですか。せっかく人斬りやめて、江戸から離れて普通の女に戻れるのに、あんたと繋がってたら台無しじゃないですか」
「お前はそれでいいのか。幸せなのか」
「今それを聞いてどうすんの」

ばかばかしい。そう吐き捨てるようにいって、総悟は手にしていた下着を投げつけてきた。
なにか言おうとしたけれど間に合わず、バスルームの扉が割れそうな音を立てて閉じられる。




「土方さぁん。いい加減起きねーと死にやすぜェ」

視界が白い。
息苦しいと思ったら顔面に濡れ布巾がのっていた。
飛び起きてまずは深呼吸をし、きらきらした目で俺の顔を覗き込んでいた総悟に拳骨を落とす。
いってーと大袈裟に痛がるが絶対反省はしていない。口をとがらすなガキが。

「うなされてやしたぜ。おかげでこっちは寝不足でさァどうしてくれんでィ」
「そりゃ、悪かったな。・・・だからといって殺していい理由にはなんねーよバカ。あー死ぬかとおもった」
「まだぜいぜい言ってらァ。土方さん煙草の吸い過ぎで呼吸器官ガタガタなんじゃねーの」
「摂生するわ。・・・思うところあるし」
「マジで。酒もタバコもマヨもやめんの?うわーこりゃ屯所戻ったら全館一斉放送で周知しねーと」
「やめねーよ量控えるって話だよ」

なんでなんでとピーチクパーチク囀りだした総悟の口をゆっくりふさぐ。
手と膝を使って弄った、よく知る体は男のもので、ほっとした。
悪夢だ。だった、と反芻してから角度を変えた。
応じた総悟はきもちよさそうに瞬きをしたものの、途中なにかを思い出したのか、はっとしたように体を離した。

「んだよ」
「・・・あと三十分ですぜ?」
「努力する」
「努力でどうにかなることとならないことが。てかあんたいっつも早く早くってうるせーのになにそれどうしたの」
「愛情表現」

言葉とか誠意とか、いろいろないがしろ気味だった。
わけわかんね、と総悟はぶつくさいうけれど、俺の腕を解かないのをいいことに、時間切れまで粘ることにする。

大事にしたいと思ってる、割と本気で。
だからお前も、ちょっとやそっとで捨てないでいただきたい。
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