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月曜日

今日はすっごくいいHJOK読んだわ・・・!!という効果があらわれるわけもないのです。



折り畳みで小話です。下世話・・・いや、なんつーか・・・夏だからね。と言い訳をしたくなるような。

未成年らしいカップルが、深夜のコンビニの通路で座り込んでなにしてるかと思えば避妊具をあっちがいいこっちにしようって選んでいたわけで。
それをこいつに話した。別に理由なんてない。今夜は昨日より冷えますね、くらいのどうでもいい話題だった。

こんなあからさまに不機嫌になるなんて、誰が予想できようか。

「いいじゃねえですかそんくらい」
「別に悪いとはいってねえだろ」
「でも、眉間にしわ寄せて話したじゃねーですか」
「まあ本来は補導モンだしな」
「じゃあ補導すりゃあよかったじゃん。見過ごしといてここでぐちぐち言うのなんて違うんじゃねーですか」
「なに怒ってんだよ」
「べつに」
「女みてえなキレ方すんなよ」

しくじった、と思った時は遅かった。
ここで本格的に怒らせた。

一時間くらい取っ組み合いして、お互い擦り傷やら打撲やらをこしらえて、ぜいぜい言いながら、ようやく和解の会話、というものを試みた。
もうちょっと、怪我する前に平和的解決ができるようになるべきと後悔するものの、火がつく瞬間というのはちょっとの理性じゃ止められない。(これがまた、気持ちいいのだ)

「土方さんさ、俺とやる時、ゴム用意してくれたこと、ないですよね」
「・・・・・・つけてるだろ」
「俺が買ってやすからね?こそこそ隠れて。このへんじゃ知った顔いるから、わざわざ遠い薬局で。」

それは意外な事実だ。
こいつも人並み、というか平均以上に、羞恥心というものを持ち合わせていたのか。

「人に買わせるあんたが、カップルにどうこう意見できる立場かってんですよ」
「んだよ。そんなに嫌だったんなら、言えよ」
「ちがくて。一人で買うのが嫌だったわけじゃなくて、」
「え。一緒に買いに行きたいってこと?お前」
「そういうことじゃねえし。ああもうほんと、土方さんてどうしてこう、デリカシーねえのかな。だから女にすぐふられんですぜ?不自由するわけだ」
「別に不自由してるからお前とやってるわけじゃねえよ」
「・・・・・・」

あれ。
総悟の奴どういうわけか突然黙ったわ。と思ったら耳が、赤い。
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