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木曜日

空室だった隣の部屋についに住人が入ってしまった・・・・・・


折り畳みで小話です。

熱で痛むそこから滲むのを待って吸って垂れる前にぜんぶ、唾液に混ぜて吐き捨てている。
偶に気まぐれに飲みこんでる。たぶんそう。だって咽の鳴る、音が、するから。
夢みたい。希望というより、明け方の悪夢寄りの。

さっきまで俺が抱きすくめていた夏掛けは、無残におかされて湿っている。つまり唾液ほか一同により。
いちど洗わない限りはそれを、またさっきみたいに手繰り寄せて就寝のおともにしようって気にはなんない。だって絶対俺の匂いしかしない。それなら、洗剤の清潔な匂いのほうがいいに決まってる。

俺のするべきかっこうを今日は、土方さんがとっている。
こういうの死んでもやんないって思ってたのに。(だってへんなとこ潔癖だし)
俺が手を尽くしてたたしたところで、突っ込んで数回動けば終わり、そういうのしかしない人だと思ってたのに。(もしやこの人の中でこれはそういう定義なのかと)

やればできんじゃん、て鼻で笑ってやる余裕なんてあるわけなかった。どうしようもなくうれしくって、だけどうれしいって口に出す前にびっくりするくらい「あられもない声」で喘いで、俺はとってもインランで、わけわかんなくなってしまった。

膝で肋骨をさわったのが気まずくて、放す。そしたらそれが、じぶんで脚をひらく恰好になって、どうしよう恥ずかしいっておもってるうちに、また吸われる。
一瞬目が合って、見せつけるように舌先が根元に、おりてく。
声、あげそうになった。
だけどもう、歯の隙間からは床の軋むような吐息がせいぜい。

「・・・・・・っ、っ、!」
「いい?」
「・・・・・・、っ、ん」
「そ。」

こくこくって何回も何回も頷いて、伝わりますようにって願った。
だってすごくいいんです。

深く体を折られて、期待したのにいれられたのは指だけで。
いいかげん遊び疲れたはずの神経が喜んで、硬い爪のかたちを追いかける。
(あ)
また。
土方さんが飲みこんだ。

「・・・・・・」
「・・・・・・はした金じゃ不満みたいだったから」

体で払う。
んなことを言う、土方さんはなかなかどうして、かわいいひとかも。
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