日曜日 シャガァァル展に行ってきました。 色塗ってある絵はなんとなくキレイとかコワイとかロバとか人とか感想もでるんですが、版画に至っては何が題材になってるのかすらさっぱりだよ。あれっ・・・・・・もしや周りのお客さんは皆理解できてんの、と不安になった。東京人の文化度の高さに驚愕。 ちなみにダイゴさん(イケメンの人?)の等身大パネルが入口に設置されていて何事?と思ったのですがレンタル音声ガイドのナレーター担当しているみたいでした。 誕生日おめでとう記念小話、遅くなりました。大苦戦だった・・・いやもうほんと、バレンタインに並ぶ超難関ですよ・・・ 折り畳みで小話です。 「土方さんおこづかい頂戴」 振り向きもしない。 裸の腕は窓辺の卓上から財布を的確にさらってそのまま俺に、放り投げた。 この頃土方さんはいつだって想像のななめ上をいく。 「いいの」 「お前きょうがんばってたし、いい思いさしてもらったし」 「・・・・・・そりゃドウモ」 あんなことやこんなことまでした労力が報われた、と素直に喜んでいいものか。 にせんろっぴゃくじゅういち円也。しょぼい。カードは数枚あったけれど暗証番号なんてもちろん知らない。結局なにも取らずに布団の下に、そっと隠した。土方さんは相変わらず背を向けたまま、だるそうに煙草を吸っている。 今日部屋に来た時もそうだった。 「したい」って言ったらこっちも見ずに「そうか」って。 土方さんは逃げないし断らないし嫌な顔もしないけれど、抱き返してくることも、舌を絡めてくることもしない。 あまり興味がないって言ってたけれどあれは、行為そのものって意味じゃなく、俺にってことだったのかも。気付くの遅い。今、気付いたところで引っ込みつかないのに。 俺のことどう思ってますか、てきいたら「さあ」ってこたえる。だけど「好き」って言ってみてって頼んだらきっと、言ってくれるんだと思う。 だから、きょう、 (誕生日なんです) そう言ったら。 そう言ったら絶対、おめでとうって言ってくれるんだ。確信している。だから、うれしくて笑う。 薄い上掛けを抱きしめて、土方さんの匂いを探す。 うしろにいる、煙草を吸っている人は知らない人。 PR